本当にあったクラブマジック。他1本

クラブはお店の内装がとても暗く、ライトが複数設置されているので、大抵の人が何割増しかルックスがよく見えてしまいます。

いわゆるゲレンデマジックのようなそれをもっと過激にしたのがクラブマジックです。

そしてその中にお酒と音楽の雰囲気がおり混ざるので、少し可愛いと思っただけで、いいかもと思い始め、最終的には凄く可愛く見えてきます。

その感覚で、お酒をたくさん奢り、ムードを盛り上げて頑張って連れ出し、さあホテルに行こうとなった時「あれ、クラブの中で見た時と雰囲気が違うな」と思うが、お酒も入っているので引き返す事は出来ずにそのままホテルに行きます。

そして高いホテル大を払って寝て朝目覚めた時になんでこんな娘としてしまったのだろうと後悔するのです。

クラブはダンススペースというのがあり、そこではもみくちゃになって複数人が踊っています。

最初は踊る気はないからお財布をポケットに入れてクラブに入り、財布以外をロッカーに預けます。

お酒を飲んでいるとそのうち気分も盛り上がり、酔いも回って来たタイミングで近くの人から一緒に踊りにいこうと誘われて、いざ踊りにいって我を忘れて踊っていると気が付いたらポケットに入れていた財布が無いという事はよくある事です。

そうなったら最後、財布が見つかる可能性は１パーセント以下だと考えた方が良いです。

クラブのスタッフに連絡し、「閉店後に見つかったら連絡をください」と言っても、見つからなかったですという連絡すら無いくらいの塩対応です。

クラブに楽しみにいくつもりが、最終的には持ち金全部失って、残るのはクレジットカードを停止したり免許の再発行をしたりの嫌な作業だけになるのです。